こんにちは。
宮城で活動しているセールスライターの佐藤です。
今回は鬼滅の刃の我妻善逸がどうすれば結婚できるかについて、広告のプロの目線で考えていきます。ビジネスというと固い話になりがちなので、こういう親しみやすい事例で楽しくお伝えしていきたいのです。
善逸の印象的なシーンの1つに、「俺はもうすぐ死ぬんだ。だから俺と結婚してくれ。」と女の子に泣きついて、スズメや炭治郎を困らせる場面があります。
善逸は自分本位で相手に全くメリットの無いめちゃくちゃな提案をしているように見えます。
実はこれ、商売やビジネスではけっこう多く見受けられるのです。
今回は善逸と同じ轍を踏まないように、どうやったら我妻善逸という商品を効果的に売り出せるかを考えていきます。
「善逸との結婚」を1つの商品だと仮定すると、なかなか売るのは大変そうじゃないですか。
もし、この「善逸との結婚」という内容の商品を売れなかったら会社を首になってしまうとしたら、あなたは一体どのように「善逸との結婚」を売り出しますか。
今回はこの難しい商品をどのように売り出していくかを一緒に考えていきましょう。
「死ぬから結婚してくれ」 広告だったらアウト
「俺はもうすぐ死ぬんだ。だから俺と結婚してくれ。」というセリフが広告だとしたら赤点です。
新聞広告やチラシで「俺はもうすぐ死にます。だから俺と結婚してください。」という広告見出しを見つけたら、あなたは買いたくなるでしょうか。
見ず知らずの人と結婚したくなるでしょうか。
絶対にならないはずです。もうすぐ死んでしまう見ず知らずの人と結婚するメリットが無いからです。
広告の基本は「相手の得になること」
広告の基本は相手にとって得になることを伝えることです。
広告の見出しで「商品の特徴や」「商品の強み」をアピールしているものが見られますが、実はあれは間違いです。
見出しで本当に伝えなくてはならないことは「相手がどういう得をするのか」です。
我妻善逸の良いところは?
商品がどういう良さを持っているかをまずは知りましょう。
・16歳にして、鬼殺隊に所属し、給料をもらっていること
・鬼を殺す戦闘能力を持っていること
これらのことから我妻善逸が相手にどういうメリットを与えられるのかを考えます。
我妻善逸は、相手にとってどういう得になるのか?
さて、商品の良さや特徴を把握したので、次は一体相手にとってどのような特になるのかを考えていきます。
・他の16歳の男性よりも豊かな暮らしを送ることができる
・人食い鬼から守ってもらえる
我妻善逸を売り出すときの広告見出しは?
ここでやっと広告見出しを考えることができます。
広告のプロという立場でいくつか提案してみます。
・人食い鬼からいつも守ってもらえ、加えて豊かな生活を送ることができます
・人食い鬼から守ってくれて、たくさん愛してくれる男性と豊かな生活を送りたい方へ
・人食い鬼からあなたを守ってくれ、豊かで愛情あふれる結婚生活が手に入ります
3つほどヘッドラインを考えてみましたが、1番下の見出しを採用します。
ちなみに伝説的なアメリカのセールスライター、デイビッド・オグルヴィはロールスロイスを売るときに104の見出しを考えて、そこから1つに絞っていったそうです。
広告の見出しを考えるというのは本来、そのくらいの労力を注ぐべきものなんです。
ここで最初の広告見出しと見比べてみましょう。
Before:「俺はもうすぐ死ぬんだ。だから俺と結婚してくれ。」
After: 人食い鬼からあなたを守ってくれ、豊かで愛情あふれる結婚生活が手に入ります
最初の見出しよりはだいぶ良くなったと思いませんか。
このように商品は変えなくても売り方を変えることで効果的に売ることができます。
また、商品を変えずに売るターゲットを変えることでも売り上げが伸びるケースがあります。
「結婚」をランクダウンして「デート」で売る
これは本当は最初に言うべきことだったのですが、「結婚」という大きな商品を初対面の相手に売るというのはあまり賢い方法ではないのです。
青汁やサプリメントも「無料の試供品」だったり「1か月分がたったの900円」など、最初は購入の抵抗が少ないオファーで売り出しますよね。
※オファーとは、商品や販売価格の他にも、発送料無料や返金保証など、提案条件の全てを指す言葉です。
初対面の人に「青汁1年分の定期購入の契約をしてください」なんて言いませんよね。
「我妻善逸との結婚」を売るよりも「我妻善逸とのデート」というオファーで売り出した方が受け入れてもらいやすいです。
さらにお茶やお菓子代などの支払いを我妻善逸がするという条件も加えるとなかなか強くなります。
Before:「俺はもうすぐ死ぬんだ。だから俺と結婚してくれ。」
After: お茶・菓子代が無料! 鬼退治が得意な剣士とデートをしてみませんか?
もう違いは一目瞭然ですね。
どちらのヘッドラインの方が、より多くの人が「はい」と答えてくれるのか、広告の知識が無くても分かります。
Afterのヘッドラインは、鬼退治のエピソードという普通では聞くことができない話を聞けそうだ思えるので、好奇心やワクワクも湧いてきます。
まとめ
今回は、我妻善逸の代わりにセールスライターが結婚やデートを売り出してみました。
このように商品の売り方を変えることで、販売に成功する可能性が上がります。
また、(結婚→デートというように)商品サイズを小さくしたり、(お茶・菓子の無料プレゼントを付けるというように)オファーを変えるなどして販売が成功することもあります。
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