こんにちは。
宮城で活動しているセールスライターの佐藤です。
今回は売上の上がるヘッドライン(広告の見出し)について解説していきます。
昨日の記事で「絶対に売上の上がらないヘッドライン」をわざと大量に作ってみるということをしたので、反対に、今日は売上の上がる広告の見出しは何ぞや?ということを解説していきたいと思います。
売上が上がらない見出しに3条件があったように、売上の上がる見出しにも3つのパターンがあります。まずはそれをご説明します。
売上の上がる広告見出しの3パターン
売上の上がる広告見出しの3パターンは以下の通りです。
①相手にとって得がある
②新情報
③好奇心が刺激されるもの
ちなみに効果の高い順に並べると
◎ 相手にとって得がある > 〇 新情報 > △ 好奇心が刺激されるもの
このような順番になります。
人間は自分にとって必要な情報というのは、わざわざ時間を割いてでもその情報を手に入れようとするものです。
①の「相手にとって得がある」というのは、見出しを見て相手の方からコピーにすり寄ってきてくれる確率が高いという事です。
コピーの大部分を読み、商品購入に至ってくれる確率も高いのです。
②の「新情報」というのも①と共通するところがあります。
車好きの人なら新機能を搭載した車に興味があるでしょうし、洋服が好きな人なら新しいデザインの衣服に興味があります。
コピーを呼んでくれる確率も高く、商品の購入確率も高いのです。
③の「好奇心が刺激されるもの」は売れる見出しの中では1番弱いです。
昨日の記事の売れない見出しの3条件の1つに「好奇心を刺激するだけのもの」という項目がありましたが、めちゃめちゃ好奇心を刺激する見出しを作ったとしても売れるかどうかにあまり直結しなかったりすることもあります。
③の「好奇心を刺激する見出し」がビミョーな理由
見出しの目的はコピー本文に見込み客を誘い込むことです。
そういう意味では好奇心を刺激する見出しは及第点(ギリギリ合格)なのですが、商品を買うところまで行くかというとそうではない場合が多いです。
①、②は商品に興味を持った状態でコピー本文を読み始めてますが、③は商品などどうでもよく、早く答えが知りたいという好奇心だけでコピーに誘われています。そのため購入にいたりずらいのです。
最近ではyoutubeの動画でもテンポの良さを重視し、好奇心をすぐに満たしてあげないとブラウザバックされたりするのでスピード感が求められます。
好奇心を刺激するコピーでも、すぐに答えを教えてあげないと文章が長い!と言われゴミ箱行きになってしまいます。
ヘッドラインはアニメのタイトルとは違う
ヘッドライン(見出し)は、物語で言うと「タイトル」の部分に当たります。
しかしながら役目は全然違います。
アニメのタイトルは物語全体を簡潔にまとめて相手に伝えるというのが目的です。
セールスコピーのヘッドラインは見込み客をコピー本文に誘い込むというのが目的です。
こうした役割の違いがあるわけですが、いざヘッドラインを考えようとペンを握ると、コピー本文をうまくまとめたヘッドラインを考えてしまうということがあるのです。
セールスコピーのヘッドラインの目的は見込み客をコピー本文に引き込むことです。
ヘッドラインが、コピー本文を要約したものである必要はないのです。
ヘッドラインはアニメのタイトルとは違うということを覚えておきたいですね。
「手っ取り早く簡単」という要素があると超良い
めちゃめちゃ売れた広告見出しを紹介します。あまりの売り上げに何度も何度も雑誌や新聞に掲載された素晴らしいヘッドラインです。
どうやってわざと馬鹿なマネをしてトップセールスマンになったか
この見出しにした途端、売れまくったのでセールスコピーの教材では優秀なヘッドラインとしてよく紹介されています。
このヘッドラインは①「相手にとって得がある」、③「好奇心が刺激されるもの」という2つの売れる条件を満たしています。
どうやってわざと馬鹿なマネをしてトップセールスマンになったか
③好奇心が刺激されるもの ①相手にとって得がある
どのような馬鹿なことをしたんだろう?と続きが気になります。
トップセールスマンになれるというのは昇進を望む人にとって大きな得です。
さらに売れるヘッドラインを考えたい場合は「手っ取り早く簡単」という要素を入れると超良いでしょう。
どうやってわざと馬鹿なマネをして2週間でトップセールスマンになったか
↑ こうするとさらに売れていたに違いありません。この記事の中に存在するヘッドラインの中では最強だと思います。
逆に「長くかかって苦労する」要素を入れると売り上げが落ちる可能性があります。
どうやってわざと馬鹿なマネをして5年後にトップセールスマンになったか
↑ このヘッドラインだと、商品が良かったからトップセールスマンになれたと思えないんですよね。商品に関係なく、単純にその人が努力家だったのだろうと思われてイマイチ商品の魅力が伝わらないということになってしまいます。
まとめ
売れる広告見出しの条件は
①相手にとって得がある、②新情報、③好奇心が刺激されるもの
でした。
「手っ取り早く簡単」という要素も加えると超良いです。
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