こんにちは。
宮城県で活動しているセールスライターの佐藤です。
世の中には不思議な商品がたくさんありますよね。
これは素晴らしい商品だ、と個人的に思っているが爆発的に売れてるわけでもない。
逆に、そこまで素晴らしい商品でもないのになぜかヒットしている。
そういうことってありませんか。
こういう事例は芸能界で割と顕著ですよね。
・このアイドルはこんなに売れているのに、あの同じくらい素敵なアイドルはあまりテレビに出ていない。なぜだろう・・・。
・この芸人さん、自分はあまり面白いとは思わないけどたくさんテレビ出ているな。
今回は、なぜ素晴らしい商品なのに売れていないのか、なぜそこそこの商品の方が売れることがあるのか、についてお話していきます。
なぜ売れないのか? たった1つの理由だった。
赤の他人である芸能人がなぜ売れないのかと考えるならまだしも、なぜ自分の商品が売れないのかと考えると精神的にダメージがありますよね。
「うちの商品はそんなに質が低いのだろうか?」
「ニーズがないからだろうか?」
「自分の努力が足りないからだろうか?」
と真剣に考えてへこむこともあったという方も多いかもしれません。
私もこの手のことを考え出して何十回へこんだことか分かりませんからね。
今日は、思うように売れないと落ち込んでいる方の心を軽くする情報をぜひシェアしたいと思います。
さっそく、その答えをお教えします。
なぜ売れないのか? → 理由は、知られていないから
理由は、知られていないから、なのだそうです。
どうですか? 意外でしたか?
「ああ、確かにそうかも。」と感じる反面、「え、それだけ?」と感じませんでしたか。
私の正直な感想を言うと、「まじか!!」とびっくりした直後に「しょうもな!」と馬鹿々々しくなりました。 (※しょうもな=しょうもない)
シンプルでありながらどこか真実味を帯びていて、妙に納得の行く答えだったので、今までの長年の謎が解けた嬉しさと興奮を感じつつも、今まで真剣に悩んでいた自分に呆れてしまいましたね。
今まで売れなかった理由は、ズバリ知られていないから。たったそれだけ・・・。
なんだか今まで真剣に悩んだり考えたり凹んでいたことがアホくさくなってしまいますよね。そんなくだらない理由のために毎日悩んでいたのかと。
あまりにも簡素な答えだったので、夜中に「マジ? しょうもな!」と大声を出してしまったほどです。
あなたの良質な商品が売れない理由をほかに思いつくか?
商品が良質であればあるほど、売れていない理由は「知られていないから」ということが当てはまります。
これは起業してまだ駆け出しの頃や、あるいは企業が新しい商品開発をしたばかりの頃に当てはまることが多いのではないでしょうか?
「素晴らしい商品を開発したがどうして売れないのだろう?」と悩んだことがあるとしたら、それは商品価値がないからではありません。世の中のニーズがないわけでもありません。
単に知られていないからなのです。
世の中にはニーズなんて全く無さそうなのに売れているものなんていくらでもあります。
「素晴らしい商品なのにどうして売れないのだろう?」と悩む人はそもそも真面目な人である場合が多いです。そういう人は商品を作る前に、世の中のニーズがあるかどうかも事前にちゃんと検討していることが多いのです。
だからますます、「世の中のニーズはちゃんとあるはずだ。商品価値も高いはずなのになぜ売れない?」と深く考えてしまい、傷ついてしまうのです。
売れている芸能人も、この理由ですべて説明がつく
この記事の最初の部分の、なぜ売れている芸能人と売れていない芸能人が出てくるのかという疑問も、この知られているか、知られていないかという理由で全て説明がついてしまいます。
なぜ、テレビにたくさん出ているのか?
その答えは、世間から知られているからなのです。
なぜ、素敵な人なのにテレビにあまり出ていないのか?
その答えは、世間から知られていないからなのです。
私たちの心の悪い癖
私たちは、「素晴らしい商品が売れるべきだ」、「性格が素敵な人がテレビに出るべきだ」と心の奥底で信じているものです。
だからテレビを見ていると、どうしてこんな人(かわいくない、面白くない、性格が良くないなど)がテレビにたくさん出られるんだ?と感じてしまうこともたまにあるのです。
この <商品(もの、サービス、人)の価値と、手に入れられる利益や報酬は比例する> と無意識のうちに思い込んでいるのが、私たちの悪い心の癖かもしれません。
世の中では、<価値のあるものが売れる>ということが必ずしも真実ではなく、<たくさんの人から知られているものが売れる>ということをよく覚えておかなければなりませんね。
雑談ネタ:インスタ女子って凄い!
インスタ女子って知ってますか?
インスタグラムにオシャレな服や料理を載せる女性の事です。
芸能人でもないのに、インターネットに自分のオシャレな私生活を載せまくって何がしたいんだ?自慢したいだけだろ!
と主張する友人がいて、私もそうなのかなあと考えたことがあります。
でも、最近になって「インスタ女子は、たくさんの人から認知されるということがいかに強みになるかを本能的に感じ取っているのではないか?」と思うようになったのです。
「女子高生は流行の源である」と聞いたことがありますし、あるお金持ちの男性経営者が「奥さんが難色を示したビジネスや新商品は必ず上手くいかない。なぜか分からないけど。」といってるのを聞いたこともあります。
女性って世の中で何が強いのか、何が重要なのかを本能的に感じ取っていることってあるかもしれませんね。
マクドナルドよりもおいしいハンバーガーを作れるか?
あるアメリカの大富豪の人が、金持ちになる秘訣を30人くらいの生徒前で話したことがありました。
その時の印象深い話をご紹介します。
「あらゆる食材を使って全力でハンバーガーを作ったら、マクドナルドよりも美味しいハンバーガーを作れるという人は手を挙げてください。」
教室の中のほぼ全員の手が挙がった。そんなのは朝飯前だと鼻で笑う生徒もいた。
「では、なぜあなたたちはマクドナルドよりもお金持ちではないのですか?」
教室の中で、誰もこの問いに答えることができなかったのだという。
このお話は私の中でも非常に印象深いです。
もし、私たちが明日からハンバーガー屋の社長として生きていかなければならないとしたら、<世の中で1番美味しいハンバーガーを作れば成功するに違いない>という誤った思い込みを捨てなければなりません。
ハンバーガーを最も美味しく作れる店が成功するのではなく、ハンバーガーの売り方が最も上手だった店が成功するということを肝に銘じておく必要があります。
そして、上手に売るためにはあなたの商品を知ってもらうという事を1番最初にしなければならないのです。
まとめ
・売れない理由は、知られていないから。
・売れる理由は、知られているから。
お読みいただいた方の心の負担を軽くすることが出来ましたら私としては大満足です。
それではこの辺で。