こんにちは。
今回も見出しの作り方の解説です。
いよいよ35ある型のうちの最後の5個となりました。
それでは紹介していきます。
呼びかけの呼吸 六の型「買わないでください」
広告見出しのほとんどは「この素敵な商品を買ってください」というものです。
その中で「買わないでください」という逆の呼びかけをすると、見出しが目に留まった人の関心を引くことができます。
さっそく具体例を見てみましょう。
・さんまは買わないでください。1週間後のさんま祭りで今年の獲れたてサンマを無料で差し上げます。
・新しいソファを購入される前に、この(高級ブランド)のふかふかソファをお試しになりませんか?
・まだ広告を出さないでください。広告専門家の無料アドバイスを受け、よく売れる広告を作ってからでも遅くはありません。
最近(2020年10月)のフジタイヤのCMもこれに近いニュアンスですよね。
・フジを見ずにタイヤは買えない
というものです。
これも、呼びかけの呼吸・六の型を使ってみると
・タイヤはまだ買わないでください。フジタイヤが業界最安値でご提供いたします。
このようになります。
呼びかけの呼吸 七の型「広告主から直接話しかける」
呼びかけの呼吸、七の型は広告主が読み手に直接語り掛ける手法です。
具体例を見てみましょう。
・プログラマーとして就職できるよう、ご自宅でマンツーマン指導いたします
・みんなに馬鹿だと笑われました。学生の時に会社を作って年商1億円を稼ぐと宣言したからです
正直、この直接話しかけるという型はよく分かりません。六の型の「まだ買わないでください」という見出しも十分話しかけていると思うからです。
他の型もそうですが、だいたいの見出しは話しかけているので、なぜこの型だけ独立しているのかが理解できません。
呼びかけの呼吸 八の型「特定のグループ」
これは特定のグループに呼びかける方法です。
具体例を見てみましょう。
・宮城の経営者の方へ。プロに無料で、より売上の上がる広告作成を依頼しませんか?
・宮城県にお住みのみなさん。東北の寒さに対応したエアコンを作りました。
・アレルギーに苦しむ方へ
・学生で起業したい方へ
・膝の痛みでお悩みの方へ
・年収300万円代の女性で、年収500万円になりたい方向け
特定のグループに呼びかけることで、見込み客(ターゲット)を絞ることができます。広告は広く薄くではなく、狭く強く訴えかけたほうが売れるのです。
呼びかけの呼吸 九の型「質問形式」
呼びかけの呼吸、九の型は質問形式の見出しです。
広告業界では非常に長い間使われている型ですが、個人的には本当に効果があるのか疑問です。それに、素人がこの型で広告を作ると見込み客を煽るだけのものになりがちです。
・すぐに期限が来て失効してしまうようなポイントカードが何の役に立つでしょうか?無期限のポイントカードがここにあります。
・いつか木はなくなってしまうのでしょうか? (林業の広告)
・この狭い土地に(写真のような)素敵なガーデンが出来上がるなんて想像できますか?
正直、私は、呼びかけの呼吸二の型「質問」との違いが全く分かりません。これは私の人生全てをかけて解明していくべき謎でもあります。違いが分かる日がもし来たら、そのことを記事として書きたいと思います。
呼びかけの呼吸 十の型「数字」
呼びかけの呼吸、十の型は数字を使うことで具体性を出します。また、見出しへの信頼性もアップします。
また、人は価格に興味があるのと同様に、数字を使う事でも多少の関心を引くことができます。
・当社は1年に1億本以上のペットボトルをリサイクルしています。当社にお任せください。
・この腹筋マシーンなら通常の腹筋よりも消費カロリーが83%も多くなります
・(自動車メーカー)の最新車が40万円も安く手に入ります
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ようやく35ある型の全てを紹介しきることが出来ました。
個人的には呼びかけの呼吸は意味不明なものも少しありました(笑)
が、役立つ情報も多くて参考になるところがたくさんありました。
次回からは何の情報を発信していくか考えておきたいです。
今回はこの当たりで終わろうと思います。
ありがとうございました。
ではでは。