売れる広告見出しの作り方 呼びかけの呼吸と10個の型 前半

こんにちは。

今回も見出しの作り方を解説しています。

35もある型の最後の10個の型です。

今回は呼び掛けの呼吸という、見込み客に呼びかける、話しかけるタイプの広告見出しを見ていきます。

私があまり使わないタイプの見出しですが、これらも過去に大きな効果を出したもののようです。

さっそく見ていきましょう。

呼びかけの呼吸 一の型「証言」

実際の証言を見出しに載せてもいいです。

ちなみに「ザ・コピーライティング」では、「証言風の見出しでも良い」と書かれていますが、商品やサービスを褒めるタイプの証言の捏造はやめましょう

お客さんの喜びの声を、見出しとして見やすくするために言い回しを変えて似たようなニュアンスにするのはOKだと思います。

最近は、インターネット上で証言やレビューの捏造が流行していますが、こういうことをしてビジネスが長続きした例は1つも無いのでやめた方が賢明です。

では具体例を見てみましょう。下の5つの見出し例は『ザ・コピーライティング』に書かれているものです。

私がどれほど本気で減量したか聞いてください

式の後で私が泣いた理由

私は破産寸前でした。そこで『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙を読み始めたのです

「最高級スピーカーの素晴らしい性能が楽しめる」(雑誌に掲載された評価)

「タクマラカン砂漠で数か月過ごして、この保護機能に絶大な信頼を置くようになりました。私たちだけじゃなくラクダも大喜びでした。」(アパレル)

スピーカーの証言とタクラマカン砂漠の証言は、おそらく実物の証言だと思います。

実物の証言を使ってる広告見出しは個人的にとても好印象です。

タクラマカン砂漠の見出しは長いですが、具体性が良く表れていて良いと思います。

呼びかけの呼吸 二の型「質問」

呼びかけの呼吸、二の型は読み手に質問を投げかけます。

具体例をみましょう。

キッチンをお客様に見られても大丈夫ですか?

この記憶力テストに合格できますか?

この「質問」の型で良く見られるのが、ネガティブな質問をしたり、読み手を煽ったりするタイプのものです。それらは失敗する見出しなので、自分自身に当てはまらないかチェックしてみてください。

以下が失敗する見出しです。

×1 ・あなたがなぜいつまでも昇進しないのか分かりますか?

×2 ・え?こんなに面白いPCゲームを知らないの?なんで?

×3 ・いつまでも安い時計を使っていて恥ずかしいとは思いませんか?

×1は、上司や同僚と仲良くなる会話術の広告見出し。ネガティブで煽っている。

×2は、パソコンで遊ぶタイプのゲームの広告見出し。ポジティブだが煽っている

×3は、少し高級な腕時計の広告見出し。煽っている。

「いつまでも昇進しない」という言葉はどっからどう見てもネガティブ。また、どの質問も読み手を小馬鹿にしている感じがありますね。

これらは売れない見出しなので気を付けましょう。

「自分たちは正しい」、「自分たちの商品が間違いなく購入者を幸せにする」という確信が強すぎると、こういう広告を打ってしまうことがあるので注意しましょう。

呼びかけの呼吸 三の型「1単語」

「法律」などの1つの単語をでかでかと掲載する方法です。

具体例を見たほうが早いのでさっそく見てみましょう。

新聞の広告欄にしたの単語が掲載されているのを想像しながら見てください。

法律

ダイヤモンド

ネックレス

会計

資格

軽自動車

乳酸菌

腰痛

一見、効果がなさそうですが、これらの広告もちゃんと効果があるそうです。

想像してみてください。

公園のど真ん中で知らないおじさんが「法律!!」と大きな声で叫んだら、周囲にいた人全員が一瞬のうちに、そのおじさんに注目しますよね。

急に大きな声を出すと目立つのと同様に、たくさんある広告の中でも大きなフォントを使うことでより目立つ見出しを作ることができます。

例えが変だったかもしれませんが、そんな感じです。

新聞紙の中で新聞広告がうじゃうじゃ並んでいる中では、文字の大きさと見出しの簡潔さだけで注目を引くというのは一定の効果があります。

・ヘルニア

この「ヘルニア」という1単語の見出しは実際にアメリカで何十年も使われていました。男性誌の広告欄に何十年も載っていたもので、広告代理店の人からは「ヘルニアはどこだ?」とヘルニアの広告を基準にいろいろな見出しが検討されたという伝説があります。

呼びかけの呼吸 四の型「2単語」

1単語では意味不明になってしまう場合は2単語で見出しの検討をしましょう。

無料でお金を (FREE MONEY)

エンジニア募集 (ENGINEERING OPPORTUNITIES)

軽やかに歩く (WALK SOFTLY)

人前でのスピーチ (PUBLIC SPEAKING)

「無料でお金を」の見出しの実際の広告をイメージして作ってみました。

とてもスタイリッシュですよね。しかも空白部分が大半です。

アメリカで「FREE MONEY」と書かれたこの見出しの広告は、1週間で約600件の問い合わせがあり、申し込みは約350件あったそうです。

FREE MONEY という言葉を日本語にすると「無料でお金を差し上げます。ご自由にお取りください。」というようなニュアンスです。2単語の見出しでは最強です。

呼びかけの呼吸 五の型「3単語」

3単語のバージョンです。

素早く脂肪を燃焼 (BURN FAT FASTER)

ダブルボーナスセール (DOUBLE BONUS SALE)

スタイルのある増築 (EXPAND WITH STYLE)

アメリカっぽい広告の見出しですよね。日本でも短い見出しの広告は数多くあります。

まとめ

今回はこのへんで終わろうと思います。

ありがとうございました。

次回は後半戦です。

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