こんにちは。
今回は前回の八つの型の後半戦です。
残りの4つを紹介していきます。
さっそく見ていきましょう。
新情報の呼吸 五の型「さあ、いま、ついに」
広告見出しの最初を「さあ」「いま」「ついに」で始めます。
新しい商品やキャンペーンなど、告知するタイプの広告見出しに使える新情報の呼吸。
・さあ、軍隊式のダイエットであなたも5kg痩せましょう!
・いまなら、京都旅行が8,890円~
・ついに3日間で簿記に合格する超短期講座が完成しました
・ついに、沖縄と北海道を結ぶ空の便が登場!
・今がチャンス! 仙台駅近くに1戸建てを建てたい方向けの土地情報
新情報の呼吸 六の型「とうとう、いよいよ」
新情報の呼吸、六の型「とうとう、いよいよ」。
広告見出しの最初を「とうとう」「いよいよ」で始めます。
・とうとう出ました。あらゆるキャッシュレスの支払いを1つにまとめる新アプリ。
・いよいよ登場! 新型インフルエンザの特効薬!
ちょっと箸休めネタ
おさらい程度に述べますが、この新情報の呼吸というのは、広告見出しに「新情報」を入れる時に使う技です。
次のような、そもそも新情報が入っていないのはダメですよ。
×:とうとう私はチーズを食べることができました
×:いよいよ今年も残りわずかですね
次のような「新情報」が入っている広告の見出しに使える技が六の型です。
〇:いよいよ完成! 加湿機能を備えたエアコン!
加湿器とエアコンが1つになっているなんて、今まで聞いたこともありませんよね。
そういうわけで、このような新情報が盛り込まれた見出しには六の型「いよいよ、とうとう」が使えるのです。
もちろん他の型も使えます。
新情報の呼吸、一の型「ご紹介」だとこんな感じ↓
・ご紹介! 加湿機能を備えたエアコン!
新情報の呼吸、四の型「新」だとこんな感じ↓
・新登場、加湿機能も兼ね備えたエアコン!
さて、そろそろ本題に戻ります。
新情報の呼吸 七の型「日付け」
新情報の呼吸、七の型は「日付け」。
広告の見出しに年月日や曜日を入れます。
・11月1日スタート。東京のど真ん中に温泉施設!
・この冬限定、他の学生に差をつける得意科目をさらに伸ばす講座
・金曜日はおつまみが20%オフです
・2022年から可能な新しい働き方と稼ぎ方
新情報の呼吸 八の型「ニューステロップ」
いよいよ新情報の呼吸の八の型まで来ました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
新情報の呼吸、八の型は「ニューステロップ」。
ニュース番組や新聞の見出しっぽくしたものです。
しかし、なんと最後の型なのに使うのが難しく残念ながら不安定な型なのです!
不安定というのは、素人が真似すると意味不明な見出しになりやすいという意味です。
さっそく最後にして、ちょっと残念な八の型の具体例を見ていきましょう(笑)
・世界初のお風呂でも使える腕時計
・発見――ガン治療に有効な海の食材
・中世ヨーロッパの高級ギフト
・屋根裏に18匹のネズミ、ハーブのお香で撃退!?
ニュースのテロップでありそうな見出しですよね。
この型は新情報を伝える時に、使える型です。
1つ目の具体例は「お風呂で使える腕時計」というのが新情報。
2つ目はガン治療に有効な新食材が見つかったので新情報。
3つ目は日本人にはない、新しい価値観、ギフトに関する新情報。
4つ目はネズミ撃退用にハーブを使った安全なお香ができたという新手法を伝えるもの。
八の型「ニューステロップ」の失敗例
これを素人がやると以下のような失敗バージョンに陥りがちです。
なんの新情報も含まれていないので、以下は失敗バージョン。
×:屋根裏になんと18匹のネズミが!?
×:海でついに発見しました!
×:新しい価値観?日本のギフトにも変化が!?
×:お風呂場で時計に革命が起こりました
これらの失敗例は基本的に「好奇心を刺激するだけのもの」なのです。
読み手にとっての「お得な情報」や「新しい情報」が含まれていません。
なんでもかんでもニュースのテロップふうに言えば良いというわけではありません。
重要なのは「どのように言うか」ではなく、「何を言うか」なのです。
新情報の呼吸で大事なのも「どの型を使うか」ではなく、「見込み客にとっての新情報を本当に含んでいるか」なのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後に来ていきなり、「どの型を使うかはどうでもいい」なんて爆弾発言をしたのでびっくりした方もいるかもしれませんね。
売れる広告見出しを作るためには「相手にとって得があること」、「新情報」、「好奇心が刺激される内容」を入れることが重要です。
今回は「新情報」を入れた広告見出しを楽に作るテンプレートとして8個の型を紹介しました。大切なのは、読み手に取って新しい技術であったり、手法であったり、新製品であることが見出しに入っていることなのです。
売れる広告見出しをつくるためにぜひお役立てください。
それでは今回はこの辺で。
どうもありがとうございました。