見出しで間違った場所を強調していませんか?クイズで正しい強調個所をチェック

こんにちは。

今回は長い見出しに必要なワンポイントアクセントをご紹介していこうと思います。

短い見出しは美しく、読んでもらえる確率もぐっと高まりますが、毎回完璧な短い見出しを考え出すのも大変です。

長い見出しになってしまった場合に、アクセントを加えることで読み手にストレスの少ない見出しにすることが狙いです。

ダラダラと長い見出しになるのではなく、メリハリのある見出しにしていこうと思います。

クイズ:下は誤りです。どこを強調するのが正解でしょうか?

なぜ 蒸気機関車の運転室だけ

10分の1の価格で購入できるのか?

○○コーヒー

香り高い煎れたてコーヒーが

ご家庭でも飲めます

最初の広告見出しは、蒸気機関車の売り出しに関するもの。

「なぜ」という文字を大きくしていますが、これは誤り。

どこを大きくするのが正解でしょうか?

2つ目は、コーヒーの広告見出し。

ブランド名、メーカー名を誇張していますが、これも誤り。

さて、どこを強調するのが正解でしょうか?

見出しを正しく強調する。正解発表。

正解は以下の通り。

なぜ 蒸気機関車の運転室 だけ

10分の1の価格で購入できるのか?

○○コーヒーの

香り高い煎れたてコーヒー

ご家庭でも楽しめます

正解は

〇:なぜ蒸気機関車の運転室だけ10分の1の価格で購入できるのか?

〇:どこどこコーヒーの香り高い煎れたてコーヒーがご家庭でも楽しめます

詳しい正解理由は後ほどご紹介します。

強調する箇所がビミョーな広告見出し

正解でもなければ、大外れでもないビミョーな強調は以下の通り。

なぜ蒸気機関車の運転室だけ

10分の1の価格で 購入できるのか?

○○コーヒーの

香り高い煎れたてコーヒーが

ご家庭でも 楽しめます

強調する場所がビミョーな広告見出し。

△:なぜ蒸気機関車の運転室だけ10分の1の価格で購入できるのか?

△:どこどこコーヒーの香り高い煎れたてコーヒーがご家庭でも楽しめます

1つ目のビミョー見出しは、「10分の1の価格」が強調されています。

価格を強調すると商品が何なのかが分かりません。

自動車の価格なのか、大根の売り出しなのかが分かりません。

「格安!」「激安!」というキャッチフレーズを聞いただけでは、ワクワクできないのと一緒です。

2つ目のビミョー見出しは、「ご家庭で」が強調されています。

これもご家庭で何ができるのかが一瞬の間に伝えることができていません。

家でパーティーゲームが楽しめるのか、あるいは家でパターゴルフの練習ができるのか・・・。

「ご家庭で」というフレーズを強調してしまうと、美味しい煎れたてコーヒーの魅力が全然伝わらなくなってしまいます。

正解の見出しがまぎれもなく正解である理由

正解の広告見出しをもう一度見てみましょう。

〇:なぜ蒸気機関車の運転室だけ10分の1の価格で購入できるのか?

〇:どこどこコーヒーの香り高い煎れたてコーヒーがご家庭でも楽しめます

どうして、この見出しが正解なのか分かるでしょうか。

これが正解だと言われて、↓こう思った人もなかにはいるはずです。

「蒸気機関車を強調すると、見た途端に自分には関係ないと言って、たくさんの人が一瞬で離れていってしまうのでは?」

「コーヒーの部分を強調すると、コーヒーが好きな人にしか響かないのでは?」

まったくその通りなのです。

実は、広告の真実は矛盾にあふれているのです。

本当に売れている広告は ”広く薄く” ではなく ”狭く強く”

「広く告知する」と書いて広告。

しかし、実際、売り上げが上がる広告というのは「広く薄く」訴えるのではなく、「狭く強く」訴えているものなのです。

大袈裟に言うなら、見出し(ヘッドライン)でたくさんの読み手を振り落とし、見込み客(買ってくれる確率の高い人)だけを引き付けるものが良いのです。

〇:なぜ蒸気機関車の運転室だけ10分の1の価格で購入できるのか?

この正解見出しが「蒸気機関車の運転室」というワードが強調されているのも、蒸気機関車や鉄道に興味のある人だけに届けば良いからなのです。

考えてもみてください。

蒸気機関車に全く興味のない人に延々とセールスをすれば売れるのかというと、そうではありませんよね。

売る側も、セールスを聞かされる側も時間の無駄になってしまいます。

〇:どこどこコーヒーの香り高い煎れたてコーヒーがご家庭でも楽しめます

この正解見出しで「香り高い煎れたてコーヒー」というワードが強調されているのも、コーヒーが好きな人にだけ届けば良いのです。

毎日緑茶を飲んでいて、コーヒーを飲む習慣のない人に無理やり売りつけても意味がないですよね。

「広く薄く」ではなく、特定のターゲット層に向けて「狭く強く」言う事が、最も売れる広告なのです。

今回はこの辺で。

お読みいただきありがとうございました。

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